（例） |
| １．相続財産と相続人 |
| ①土地（相続税評価額）５億円 |
| ②建物（相続税評価額）１億円 |
| ③預貯金 ５０００万円 |
| ④相続人は、妻、子２人 |
| ⑤相続財産を妻５０％、子２５％づつ遺産分割協議書に基づき相続する |
| ⑥生命保険は無 |
２．相続税額 |
| ①妻の相続税額 ０円 |
| ②子1人当たり税額４３２０万円 |
| 相続税額合計８６４０万円 |
| 納税資金不足額３６４０万円 |
３．対策 |
| ①子２人を受取人とする終身生命保険に２０００万円づつ入る。 |
| ７０歳で加入できる終身生命保険は、あまりないが、あっても月額２４万円と月額掛金が高い。 |
| ②不動産割合が７５％以上あるので、２０年まで、延納が可能である。延納の利率は特例割合約０．８％です。 |
４．結論 |
| この程度の相続税額であれば、１０年の延納で、年額１８６万円の支払いで納めることが出来る。終身保険の加入の必要はない。 |
| 子の家庭に１５００万円程度の預金があれば、即納できるので問題はない |
| しかし、妻が夫より先に死亡した場合、法定相続分を子が相続すると |
| 子が1億３５０万円づつ、合計２億７００万円の相続税額となり、納税資金が１億５７００万円不足する。 |
| 土地の25%程度を売却可能状態（駐車場）にしておく必要がある。 |